平成20(2008)年分
PDF  著書/副題  著者  出版社 定価    寸 評
1 2008-01 ミトコンドリアが進化を決めた N・レーン みすず書房 3,800   生命現象の謎を解く
2 酸素のはなし 三村芳和 中公新書 780    
3 イギリス経済 再生の真実 日経新聞社編 日経新聞出版社 1,700   構造改革へのエール
4 全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記 松木武彦 小学館 1,900   がんばれ、認知考古学
5 2008-02 感染地図/歴史を変えた未知の病原体 S・ジョンソン 河出書房新社 2,600   迷信葬った疫学の始祖
6 その数学が戦略を決める  I・エアーズ 文芸春秋 1,714   プロ脅かす「絶対計算」
7 幕末の大奥 畑 尚子 岩波新書 740    
8 したたかな生命 北野宏明、竹内 薫 ダイヤモンド社 1,600   鍵は「しなやかな強さ」
9 2008-03 数と建築 溝口明則 鹿島出版会 2,800   数学以前の世界の技術
10 継体天皇と即位の謎 大橋信弥 吉川弘文館 400    
11 DNAでたどる日本人10万年の旅 崎谷 満 昭和堂 2,300   日本こそ人種のるつぼ
12 江戸の普請/徳川都市計画の詩学 T・スクリーナ 講談社 1,800   将軍の都謎解く西洋の目
13 数学者の無神論/神は本当にいるのか J・A・パウロス 青土社 1,900   進化が生んだ落とし穴
14 2008-04 昭和天皇 原 武史 岩波新書 740   祭祀で何を祈ったのか?
15 朝鮮王朝時代の世界観と日本認識 河宇鳳 明石書店 6,000   日韓描く冷静な文体
16 地中海の記憶/先史時代と古代 F・ブローデル 藤原書店 5,600   世界とのなれそめ語る
17 怪しい科学の見抜きかた R・アーリック 草思社 2,300    
18 ジャガイモの世界史 伊藤章治 中公新書 840    
19 2008-05 江戸の歴史は大正時代に捻じ曲げられた 古川愛哲 講談社+α新書 800    
20 植民地時代の古本屋たち 沖田信悦 寿郎社 2,000    
21 流線形シンドローム/速度と身体の大衆文化誌 原 克 紀伊国屋書店 2,400   「排除」の理論への発展
22 中国名言集 一日一言 井波律子 岩波書店 2,700  
23 恐竜はなぜ鳥に進化したか P・D・ウォード 文芸春秋 2,238   カギを握る酸素濃度
24 井伊直弼の首/幕末バトル・ロイヤル 野口武彦 新潮新書 720   政治とウソ 江戸に原点
25 2008-06 最短経路の本 P・グリッツマン、
R・ブランデルベルク
シュプリンガー・ジャパン 3,500    
26 江戸の知識から明治の政治ヘ 松田宏一郎 ぺりかん社 4,800   知性はなぜ必要か
28 完訳 ファーブル昆虫記 J=A・ファーブル 集英社 2,800   反骨が生んだ魂の記録
29 サイエンス・ビジネスの挑戦 G・P・ピサノ 日経BP社 2,200    
30 2008-07 失われた手仕事の思想 塩野米松 中公文庫 724    
31 チャーチルが愛した日本 関 榮次 PHP新書 720    
32 SとM 鹿島 茂 幻冬社新書 720   文化のバロメータか
33 文化の起源/人類と十字架 L・ジラール 新教出版社 4,000    
34 人類が消えた世界 A・ワイズマン 早川書房 2,000   最後に残るものは・・
35 2008-08 軍事とロジスティクス 江畑謙介 日経BP社 2,200   「必要」予測する供給の革命
36 18・19世紀の人口変動と地域・村・家族 高木正朗 古今書院 6,500    
37 江戸城 深井雅海 中公新書 760    
38 科学の扉をノックする 小川洋子 集英社 1,400   本当の博士を訪ねて
39 2008-09 軍国昭和東京庶の楽しみ 青木宏一郎 中央公論新社 2,900   戦時下もレジャー熱
40 「近代の超克」とは何か 子安宣邦 青土社 2,200   日米開戦の〈感動〉は錯誤
41 キリスト教修道制の成立 戸田 聡 創文社 5,500   殉教に代わる救済として
42 中国危うい超大国 S・L・シャーク NHK出版 2,500   戦争回避の政策を柱に
43 2008-10 タンパク質の一生 永田和宏 岩波新書 740    
44 世界の測量/ガウスとフンボルトの物語 D・ケールマン 三修社 1,900   老学者の孤独と友情
45 解読! アルキメデス写本 R・ネッツ、W・ノエル 光文社 2,100   数学史上の一大発見
46 地球最後のオイルショック D・ストローン 新潮選書 1,500   脱石油の道筋模索
47 2008-11 「中立」新聞の形成 有山輝雄 世界思想社 2,300   国家が必要とした装置
48 赤めだか 立川談春 扶桑社 1,333   落語と談志を愛して
49 新聞と戦争 朝日新聞「新聞
と戦争」取材班
朝日新聞出版 2,300   戦争報道の「戦争責任を問う
50 宣伝戦略ビラで読む、日中・太平洋戦争 一ノ瀬俊也 柏書房 9,500    
51 GHQ焚書図書開封 西尾幹二 徳間書店 1,700    
52 2008-12 大名屋敷の謎 安藤優一郎 集英社新書 700    
53 人生、成り行き 談志一代記 立川談志
 聞き手・古川 潮
新潮社 1,400   言語を超えた芸の天才
54 国会会議録を使った日本語研修 松田謙次郎 ひつじ書房 5,000    
55 アジア三国志/中国・インド・日本の大戦略 ビル・エモット 日経新聞出版社 1,800   発展生む政府介入の弱さ
56 2008-13 文字はこうして生まれた D・S・ベッセラ 岩波書店 4,500   計算・記録の必要から
57 日本人のリテラシー/1600-1900年 R・ルビンジャー 柏書房 4,800   幻想だった教育大国
58 アキレスとカメ 吉永良正 講談社 1,429   爆笑の中に学問の深さ
59 時間とは何か 池内 了 講談社 1,429   爆笑の中に学問の深さ
60 2008-14 物価の文化史事典 森永卓郎監修 展望社 4,700   価格を振り返る楽しみ
61 なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか C・R・モリス 日経新聞出版社 1,800   市場原理過信を問題視
62 本当のところ、なぜ人は病気になるのか? D・リーダー、
D・コーフィールド
早川書房 1,800    
63 国家の崩壊/新リベラル帝国主義と世界秩序 R・クーパー 日経新聞出版社 2,000   21世紀の平和条件を提言
64 2008-15 江戸の下半身事情 永井義男 祥伝社新書 760   驚きの野獣的エピソード
65 細胞の意思/〈自発性の源〉を見つめる 団まりな NHKブックス 970   考え、迷い、行動する事実
66 ヨーロッパ戦後史 上・下 T・ジャット みすず書房 6,000   自由な目で描いた物語
67 2008-16 魚偏(うおへん)漢字の話 加納善光 中央公論新社 1,700   発想異なる日本と中国
68 ダーウィンのジレンマを解く M・W・カーシュナー、
J・C・ゲルハルト
みすず書房 3,400   遺伝子は利己的か?
69 左対右 聞き手大研究 八田武志 化学同人 1,700   身近に潜む科学的ロマン
70 2008-17 ランド 世界を支配した研究所 A・アベラ 文芸春秋 2,095   「最高の頭脳」の不条理
71 茶の湯がたり、人がたり 近藤道生 淡交社 1,800   名器の流転を描く
72 ノーベル賞で語る現代物理学 池内 了 新書館 1,600