20/08/07   
   「百日紅:サルスベリ」   
  気象庁が「これまで経験がない」と表現した列島上空付近に留まり続けた今年の梅雨前線が去り、列島の各地は猛暑・酷暑に見舞われています。長雨続きには早く夏の日差しが欲しいな、などと思っていましたが、日差しが戻れば、戻ったで、この暑さ何とかならないの、などと口走っているこの頃です。自己都合が優先することを願うその勝手さに呆れます。 
  そんな陽気ですが、今日7日は二十四節気の「立秋=秋立つ日。秋の始まり」となります。例年のことですが、この日からなどと言われても、暑さの本番はこれからです。各位、コロナ災害も含め、ご自愛のほどを。
  しかし、古来よりの風習では、この日を境に「暑中見舞」が「残暑見舞」になります。こう聞くと気分は秋ですね。不思議なものです。

  ところで、今春以来、我が列島のみならず地球規模でのコロナ災害は、各国や地域でのバラツキはありますが、収まる気配はありません。我が列島では遅まきながら感染者数は増大傾向です。我が都知事もいわゆる第一波と称する患者数の確認増大時には、緊張感満載の様相で、マスメディア対応をしていましたが、昨近では当時の緊張感などは皆無で、ただの事務報告を淡々とこなしています。驚くべき変化です。そして、永田町の先生方も夏休み満喫のご様子です。 
    マスメディアのTV部門は、その姿勢に疑問を投げかけていますが、永田町からの反応には国民が納得できるものはありません。と言うことは、永田町にはこの災害には対応策はないのだ、です。つまり、「皆さんそれぞれ勝手に(?)コロナ対策をしてください」なのです。口にはしていませんが「自己責任」で対策を、なのでしょう。杜甫甫です。
  我が国は自他ともに、英語での、 a developed coutry (nation) です。衆愚たる老生もこれを信じています。ですが、現時点、コロナ騒ぎでのPCR検査の実施数は、このようにはならないようです。
  世界各国のコロナ関連の統計を集計している米ウェブサイト「worldometer」によれば、100万人あたりの検査件数で、日本は7/28日時点で、世界215の国・地域の中で159位、158位は東アフリカのウガンダ、160位は南アメリカのガイアナとのことです。失礼ながら、ウガンダ、ガイアナは google earth でその位置を知りました。これらの国々と同列の検査数なのです。
  
  政府も都も「体調の悪い方は出勤させない。検査を勧める」(西村コロナ担当相)、「検査はできるだけ早めに、おかしいぞと思った段階で行っていただきたい」(小池都知事)などと呼び掛けていますが、肝心の検査が受けられないのでは話にならないのです。この数字から見れば、我が日本の検査体制は、間違いなく a developing coutry の一員でしょう。外交がお得意の我が首相。G7では胸を張ってのお喋りが出来るのでしょうか。これも杜甫甫です。
  
  図録は、名前の通り、初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク、白などの花を咲かせる花木です。樹皮が白くなめらかな手触りをしていることが特徴です。猿も滑って落ちてしまうほどツルツルという様子からサルスベリと名付けられた、とのことです。ですが、実際には猿は滑ることなくスルスルと登るそうです(Wikipedia情報)。
  この花を見るとやはり夏の暑さを感じます。

  また、お時間が許せば、「関連画像」を御高覧の程を!!‼
 
令和弐(2020)年8月3日(月):撮影