20/05/18   
   「ルピナス」   
  5月に含まれる暦の二十四節気は、立夏(今年は5日)と小満です。その「小満」は、今週の20日(水)となります。
  暦の解説書には、「小満(しょうまん)=万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」とあり、陽気が良くなり、草木など全てのものの成長する気が次第に長じて天地に満ち始める頃、と記されています。確かに、この季節は都会の中でも草木の新緑が美しく、自然が生き生きしているように感じられるます。
  そんな中、今年は新型のコロナ騒ぎで、気持ち晴れ晴れの日はごく少数です。世界的にも、国内的にもコロナ騒ぎは、収まる気配はありませんね。我が国に限っても、特に人々が集中している大都市圏では今月末までの緊急事態対応が解除されることにはなりませんでした。
  しかし、緊急事態宣言が解除となるのは、適切かつ有効な治療薬が開発され必要な時に投与できる、安全なワクチンが開発され容易に投与できる状態が確保される、人々の体内に免疫が保持されその数が大多数になる、と言ったことが満たされた時でしょう。
    現時点、これらの条件は満足されていません。緊急事態宣言で行っていることは、「人に感染させない、感染しないだけ」の単なる感染蔓延防止の対症療法だけです。とすれば、"解除”となっても、その状態が保持される保証は皆無です。すると「再宣言、解除」を繰り返して時間を稼ぎ、上記の条件を満たすとき待つ、もしくは、感染したが発症することなく体内免疫を保持している人々の増加を増すしかないようです。
  このような状況を想定すれば、国家の運営を委任された人々が今すぐ実施すべきことは、国民を疲弊させない(身体面でも、経済的な面でもの)手段を立案し、実行することでしょう。今、為政者ご愛用の言葉をもってすれば"スピード感を持って”です。
  ところが、今現在は、自らの保身のため緊急を要するとは思えない「法」を改正することを企てているのです、何様だと思っているのでしょう。将来コロナ騒ぎが収束した時、無策・無能の果に「一将成りて万骨枯れる」の状況になったしたら、歴史はどのように評価するのでしょうか。杜甫甫ですね

  図録は、名前に聞き覚えはありましたが実物は初めてです。  ネット情報によれば、「ルピナスの仲間は、南北アメリカを中心に地中海沿岸地域、北アフリカに200種以上が分布するマメ科ルピナス属の多年草、または一年草(一部は低木)。栽培の歴史は、南北アメリカでは6000年、地中海地域では3000年以上で食品や飼料、または肥料として利用されていた。観賞用として栽培されるようになったのは20世紀初頭で、日本へは明治初期に渡来し、当時は肥料用で栽培したものを田畑にそのまま漉き込み、後から育てる作物の肥料としていた」とあります。また、和名は、ウチワマメ(葉団扇豆)、別名をノボリフジ(昇り藤)、とありました。
  都立大島小松川公園で撮りました。
 
令和弐(2020)年5月11日(月):撮影