20/05/05   
   「海老根、他」   
  皐月の五月になり、今日5日は端午の節句、そして二十四節気の「立夏=夏立つ日、この日あら夏」です。
  「・・・・/五月五日の 背くらべ/ちまきたべたべ 兄さんが/計ってくれた 背のたけ
   /・・・・」、を思い出します。
  この童謡は作詞・海野厚、作曲・中山晋平で、大正12(1923)年発表、平成19(2007)年に「日本の歌百選」に選ばれているとのことです。題名は『背くらべ』(せいくらべ、脊くらべとも)、とウィキペディアにあります。
  この歌詞の中にある"ちまき”は、当時は常食に近い状況にあったのでしょうが、約100年後の今日では、観光地のお土産屋さんに行かないと目にすることはできません。時の流れを感じさせてくれます。
  そして、今年の端午の節句は「ステイ・ホーム週間」とやらの最中ですから、チマキならぬ柏餅を味わいました。
  それにしても、収束を見せないこのコロナ騒ぎ、いつまで続くのでしょうか。
    ところで、いささか旧聞に属することですが、先月の16日の読売新聞・朝刊にこのコロナ感染に関する首相の認識についての囲み記事がありました(記事詳細は、 別添)。その記事によれば、首相は「ウイルス拡大こそ第3次大戦だと認識」しているそうです。その日以降に、この報道については追加/補強の報道はありませんでしたので、その真意は不明です。しかし、民主主義国家の我が国の首相は、戦時には全軍の総司令官ですから、軽々にこのような発言をするはずがありません。とすれば、本気の認識と思います。
  しかし、緊急事態宣言を発令以降の伝えられるそのご様子は、如何なものかと思います。ステイ・ホーム(何故、英語なのだ!!!!)こそが、現時点の最大の防衛対策だそうですが、ご自宅で寛ぐ姿の映像は、戦時の司令官姿とかけ離れています。そして、その戦況は依然として不明で、決して我が方に有利に展開していない様に感じます。故に、この状況下、今後の展開を分析・把握して、保有戦力をどこに投入して戦況を有利に導くかを思案されるはずですが、そのご様子は全く伝えられません。全ては成り行きに任せた待ちの姿勢のようです。
  とすれば、「息を吐くように嘘を吐く」と言われる方ですから、前記の認識は本気の認識ではないようです。つまり、敵(コロナ)状況次第でこの先は良くわからない、のです。杜甫甫です。
  そして、昨日の夕刻、首相はコロナウィルスによる感染防止の緊急事態宣言を今月の31日まで延長すると表明しました。例によって例の如くの官僚作成の文章を読上げるだけの表明で、「3次大戦」だと認識しているそうですが、本気にそう思っておられるとはとても思えませんでした。


  図録は、海老根:エビネで、ラン科エビネ属の多年草。地上性のランである。球茎は広卵状-球状で長さ、径ともに約2cm。古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに連なる。和名はこの形をエビに見立てたことに由来する、とのこと。
  また、ウラは、海岸沿いや丘陵地などに自生する多年草。小葉の立浪草:コバノタツナミソウで、日当たりがよく乾燥しがちな斜面などに生えます。草丈は5〜15cm、全体に毛が密生していて柔らかい感触があり、ビロードタツナミとも呼ばれる、とはネット情報です。何れも鹿島の庭でのものです。

  関連画像」もご覧ください。
 
令和弐(2020)年4月26日(日):撮影