20/03/02   
   「河津桜」   
  「関連画像」を更新しました。御覧ください。

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  先週の土曜日には、今年の春一番が吹きました。昨年に比して2周間も早かったそうです。
  そんな先週の我がメディアの話題は、先月末からの新型コロナウィルスに起因する肺炎のことばかりでした。その報道ぶりにはいささかウンザリします。新来の病気ですから、その対処法や治療薬などの体制が確立していない現状の不安からくる恐怖がそうさせるのでしょうが、「そうですか~」て思います。
  その中で我が国政府は、クルーズ船「ダイヤモンドープリンセス」のの感染者の入国を阻止する水際対策作戦を実施しましたが、結果は集団感染という異常事態が引き起きしてしまいまし   今後、このような結果に至った検証はいずれ実施されると思いますが、現時点で報道されている範囲で思い付くことは、水際対策作戦の組織が機能しなかったことです。この作戦の司令官は厚労省大臣だったようですが、異能不全の一つの要因は、この司令官にはこの種の事項についての専門家で構成されるべき参謀本部(?)が設けられていなかったことではないでしょうか。

     報道では、乗客への対応・管理はそれなりだったようですが、乗員への対応は船長の判断任せで、感染防止策が徹底されなかったことでした。また、艦内の使用区分が明確にされていなかったとも伝えられています。要するに、諸事に関して発する「しっかりと対応する」という台詞にも関わらず、実情は事態に対する組織が機能しなかったのです。
  以前にもここで申しましたが、我が行政府は、頭から尻尾までが日常の中で危機感を持つことがないのでしょう。この期に及んでも、政府は乗客を「船内にとどめ、個室に待機皿させた対応は適切だったとしている。政府高官は「日本人乗客が大勢おり、船を追い返すわけにはいかない。かといって、すぐに下船させれば、国内でパニックが起きていた」と振り返る。
河野防衛相は自身のツイッターで、船内隔離は米政府から「最良の方法」と評価されたことを明らかにした、とのことです。何とも情けないことが目の前で起こっにもかかわらず、この様です。杜甫甫‼

  図録は、近所の旧中川の辺り(江戸川区側)に植樹されているものです。例年ですと、”梅花”をお目にかけてから、早咲きの”桜”ですが、今年は順序が違っています。
 
令和弐(2020)年2月17日(月):撮影