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とは言え、これを節分にその年の徳福を司る歳徳神(としとくじん。年神様の別称)がいる方向を向き、目をつぶり一言もしゃべらずに1本丸ごと食べる行事・風習は萬(よろず)にご利益を希求するわが民族に浸透しています。煎り豆と恵方巻との価格を比すれば、恵方巻きを売った方が儲けが多くなる訳ですから、全国的な規模のコンビニやスーパーが、これにが飛びつくことは資本主義の国では当然です。そして、その際にはフード・ロス(売れ残り)の問題は、考慮外だったのでしょう。
ちなみに、1本丸ごと食べるのは「切らない=縁を切らない」の洒落で、また、七福神にちなんで七種の具材が入っているものから、趣向を凝らした様々な具材を入れたものまで売られています。蛇足ですが今年(2020)の恵方は、「西南西(細かくいうと西南西やや西)」だ、そうです。 |
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話を立春に戻すと、この日を過ぎても、体感的にはまだまだ寒い日が続くのですが、最初に吹く強い南寄りの風は「春一番」と呼ばれます。今冬のここまでの陽気の様子から見ると今月中には春一番が吹くかもしれませんね。
図録は、節分過ぎても寒椿なんて、季節外れ(?)でおかしいですね。この時期、街歩きをしても咲いている花は、この花だけその赤色が目につきます。図録のネタもまだ冬枯れです |
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