主題;ドイツの歴史
ドイツ都市物語 Ⅰ:
ドイツの都市(A~L)を2-3行でまとめてみた。 |
1 | Aahen | アーヘン | ケルンから西へ60Km、ベルギーとの国境は直ぐ近く。 カール大帝が紀元800年にアーヘンで即位以降フランク王国の首都であった。 |
2 | Augusburg | アウグスブルグ | ミュンヘンの西北50Km、初代ローマ帝国皇帝アウグストウス時代の植民都市。 15~16世紀には大金持ちフッガー家が活躍。ロマンテイック街道の要衝。 |
3 | Bayreuth | バイロイト | ニュールンベルグの北80Km、毎年夏にヴァーグナー音楽祭が開かれる。 |
4 | Berlin | ベルリン | 18世紀の初めプロイセン王国の首都になる。 ブランデンブルグ門にはフリードリッヒ・ヴィルヘルムⅡ世・ナポレオン・ビスマルク・ヒットラー・などの影がつきまとう。 |
5 | Bremen | ブレーメン | ハンブルグの西南100Km、14世紀半ばにはハンザ同盟に加わる。80年代前半、奥寺が Werder-Bremenで活躍した。市内には巨大なローラン騎士像がある。 |
6 | Celle | ツエレ | ハノーファーの北西40Km、戦火を受けず、中世の家並みがそのまま残っている。 |
7 | Dresden | ドレスデン | ベルリンの南100Km、旧ザクセン王国の首都。 王宮、美術館、オペラ座、大聖堂など見所多数。 |
8 | Duesseldorf | デユセルドルフ | ノルト・ライン-ヴェスト・ファーレン州の州都、ルール地域の商取引中心地。ハノーファーと並んで各種メッセが開かれる。 |
9 | Eisenach | アイゼナハ | フランクフルトから北東150Km、バッハの生誕地。 またルターが聖書のドイツ訳を行ったWaltburug城がある。 |
10 | Frankfurt | フランクフルト | 13世紀には帝国自由都市となる。16世紀以降皇帝が戴冠式を挙げた。ロスチャイルド家発祥地で現在も金融の中心となっている。 ゲーテ生誕地でゲーテの家やゲーテ博物館がある。 |
11 | Freiburug | フライブルグ | 12世紀にスイスベルンと同じ形に作られた姉妹都市。スイスバーゼルまで50Km、大聖堂あり。 哲学者ハイデッガーはフライブルグ大学(1457年創立)総長を務めた。 |
12 | Garmisch- Partenkirchen |
ガルミッシュ- パルテンキルヘン |
ミュンヘンから南へ80Km、1936年冬季オリンピックが開催された。 ヒットラーによって二つの町が合併させられたが名前はハイホンで繋いで残した。 リヒャルト・シュトラウスが死ぬまで住んでいた。 |
13 | Gettingen | ゲテインゲン | ハノーファーの南100Km、ハルツ山麓の町。 1737年創立ゲテインゲン大学でグリム兄弟が活躍した。 |
14 | Hamburg | ハンブルグ | ベルリンに次ぐドイツ第2の都市、町の中心に湖を配し、運河や数多くの教会があり中世の面影が残っている美しい街である。 |
15 | Heidelberg | ハイデルベルグ | フランクフルトの南70Km。1386年創立のハイデルベルグ大学と古城には戯曲「アルト・ハイデルベルグ」の時代が感じられる。 |
16 | Jena | イエナ | チューリンゲン州ヴァイマールから東へ20Km、1806年イエナの戦いで、プロイセン軍はナポレオンに敗れ神聖ローマ帝国崩壊。 1558年創立のイエナ大学ではシラー、ヘーゲル、ゲーテなどが教鞭を取っている。 1846年カール・ツアイスがここイエナでレンズ工房を開いた。 |
17 | Koeln | ケルン | 英語/仏語ともCologneと呼ばれる。紀元前50年頃ローマの軍事拠点として建設される。 1388年にはドイツ最初の公立大学が開かれる。大聖堂建設に600年の歳月が掛かった。 「eau de cologne」は「Koelnisch Wasser」と呼ばれるが違和感を受けるのは仏語の意味を理解していなかったからなのか。 |
18 | Konstanz | コンスタンツ | ボーデン湖畔の町、橋を渡ればスイスKreuzlingenからSt.Gallenは直ぐそこ。 |
19 | Leipzig | ライプツィッヒ | ベルリンの南140Km、1979年旧東ドイツの頃Leipzig・Messeで数日滞在し、聖トーマス教会にてパイプオルガンを聞いた。 ライプツイッヒ大学ではライプニッツ、ゲーテ、ニーチェが学んでいる。 |
20 | Luebeck | リューベック | ハンブルグから北へ60Km、ハンザ都市、ビールの銘柄にもなっているホルステン門が美しい。 |
参考図書、資料
ドイツ町から町へ | 中公新書 |
ドイツの旅 | 実業之日本社 |