武 蔵;musashi

展示番号;

三十二

展 示 日;

令和二(2020)年2月17日



杓 A

杓 B
 作品の諸元   〔単位;ミリ〕
長さ  全長 230.0 
221.0 
詰蓋 9.0 
太さ 口部 27.0 
底部 25.5 
削り --- 草削り
 
杓A

手前
長さ 全長 205.0 
櫂先⇒節1 40.0 
節1⇒節2 110.0 
節2⇒切止 55.0 
櫂先 14.0 
節1 7.0 
節2 8.5 
切止 9.0 
厚さ 櫂先 2.5 
節1 5.5 
節2 9.0 
切止 6.5 
 
杓B

長さ 全長 185.0 
櫂先⇒節1 50.0 
節1⇒節2 100.0 
  節2⇒切止 35.0 
櫂先 12.0 
節1 7.0 
節2 8.0 
切止 8.5 
厚さ 櫂先 4.0 
節1 6.0 
節2 7.5 
切止 5.0 
 


口 上


杓 A


 無樋の煤竹。逆樋に採り、二つの節がある。かなり厚めの竹でそれを生かした杓としている。また、杓の裏を丁寧に仕上げ、竹の繊維がきれいに見え、煤竹の良さを示している。
 櫂先の枉げは、あまり大きくしていない。露先の形は直線で作っている。
 切止は、伐採時のままに残し、煤がしみ込んでかなり黒くなっている。


杓B


 杓Aと同様の無樋の煤竹。逆樋に採り、二つの節がある。
 櫂先の枉げは、大きくしている。櫂先は左側を膨らませて露先に繋げている。
 切止は、杓Aと同様にしている。


白竹
蓋(栓)は、木目の細かい杉材。

杓Aの全体の形状と櫂先の形からこの銘を思いついた。

平成28(2016)年10月の作。 平成28年度、ユートリア祭への出品作。

      
 杓 A 詳細
 櫂先⇒節1
 節2⇒切止

杓 B 詳細
 櫂先⇒節1
 節2⇒切止