あけぼの

展示番号;

三十一

展 示 日;

令和元(2019)年12月16日


 作品の諸元   〔単位;ミリ〕
茶杓
長さ 全長 184.0 
節上 70.0 
節下 104.0 
櫂先 10.0 
6.0 
切止 7.0 
茶杓
手前
長さ 全長 180.0 
節上 74.0 
節下 106.0 
櫂先 8.0 
5.0 
切止 5.0 
       
長さ 全長 216.0 
筒部 206.0 
詰蓋 10.0 
太さ   25.0 
削り   草削り


口 上


杓 奥

煤竹。順樋でやや上がりの杓。節下(おつとり)に、火だすきがある。
実は、この杓の節上と節下との素材は異なっていて、節の部分で接合している。

櫂先の枉げは、かなりきつく曲げている。


杓 手前

 順樋の煤竹。節は上がり気味。
 奥の杓と同様に節下に火だすきがある。櫂先の枉げは、やや緩やかになっている。

欽竹
蓋(栓)は、木目の細かい杉材。

二つの杓とも節下に火だすきがあり、また節上は良く燻され黒いので、全体として夜がほのぼのと明ける頃の様子を感じ、この銘とした。

令和元(2019)年5月の作。 令和元年度、ユートリア祭への出品作。