茶杓と筒(共筒)の作り方
茶杓は、お茶(抹茶)を掬うための道具です。そして本来、竹の茶杓は茶人が一会(いちえ)のもてなしのために、自らが削って作ったものでした。茶杓は、形状・削り方などから作者の個性が現れるものと云われます。
また、筒は茶杓の入れ物ですが、その表(おもて)に“銘”などを書付ることによって、茶杓に命を吹き込んでいるものです。さらに、茶杓の作者が作った筒を、特に「共筒(ともづつ)」と呼びます。

目 次 |
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Ⅰ |
茶杓と筒の名称 |
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1 |
茶杓の部分名称 |
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2 |
茶杓の部分解説 |
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3 |
筒の部分名称 |
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4 |
筒の削り |
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5 |
茶杓の寸法 |
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Ⅱ |
茶杓の作り方/準備編 |
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1 |
素材の選択 |
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2 |
竹の準備 |
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3 |
素材の寸法決定 |
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Ⅲ |
茶杓の作り方/本作業編 |
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1 |
枉げ(曲げ)作業 |
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2 |
削り作業 |
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3 |
仕上げ作業 |
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4 |
まとめ |
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Ⅳ |
筒(共筒)の作り方 |
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1 |
筒 材 |
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2 |
詰 蓋 |
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3 |
仕上げ |
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4 |
書付、そして完成 |
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