図書名

遊びと求道の心

図書番号;

019

 江戸東京の茶の湯四〇〇年

   

編 集     財団法人
  東京都歴史文化財団
 東京都江戸東京博物館
 東京新聞
発 行     財団法人
  東京都歴史文化財団
 東京都江戸東京博物館
発行年月日     平成9年7月29日
 (1997)
定  価     不詳
購入年月日     1997/8/10
 


本書は、展覧会の“図録”である。

その目次は、
 武家茶道の完成 …………………………………………… 5
 江戸風の茶の湯 …………………………………………  63
 茶道革新    ………………………………………… 137
 東京の数寄者たち………………………………………… 177

 論文 西山松之助(東京教育大学名誉教授) ……… 206
 論文 川上紹雪(江戸千家宗家若宗匠) …………… 210
 論文 熊倉功夫(国立民族学博物館教授) ………… 216

 年表    ………………………………………………  ⅴ
 参考文献  ………………………………………………  ⅲ
 協力者一覧 ………………………………………………  ⅱ

また、その凡例は、
一.本書は、東京都江戸東京博物館、財団法人東京都歴史文化財団、ならびに東京新聞の主催によって
  、一九九七年七月二十九日(火)より同年九月七日(日)までを会期として開催される「遊びと求
  道の心・江戸東京の茶の湯四〇〇年」展の図録である。
二.展示する資料のうち、主要なものを図版掲載し、必要に応じて解説を付した。また、図版の配列は
  展示の順序と必ずしも一致しない。
三.会期中に展示替を行なうため、図録に掲載されている作品が展示されていない場合がある。
四.図版解説には出品番号/資料名/員数/法量/年代/所蔵先/解説を付した。なお記述にあたって
  は以下の基準に従った。
 ⑴ 資料名は原則として所蔵先の表記に従ったが、語句の調整を図るために一部表現を統一した。
 ⑵ 国宝については、●、重要文化財については○印をそれぞれ資料名の前に付した。
 ⑶ 法量の記述はすべて㎝を単位とする。
 ⑷ 所蔵先が空欄になっている資料は個人所蔵のものである。
 ⑸ 東京都江戸東京博物館所蔵の資料は「当館蔵」として表記した。
五.図版解説などの執筆は江戸東京博物館学芸員の粟屋朋子、畑尚子、真下祥幸が担当した。

ここで紹介(展示)されている茶杓は、計37本、及び茶杓箪笥1棹(在;伊達藩の歴代主作の茶杓等70本)である。

また、紹介されて物の中で、珍しいものは56頁の「茶杓切形」である。
転記させていただくと、下図のようなものである。

1-182
 茶杓切形 利休・石州所持 一本

              長一七・八
       江戸時代(一七-一八世紀)
              仙台市博物館
 藩主が茶杓を製作するための手本として使用したものと思われる。利休形や石州形の茶杓の櫂先、節、切止などの要所の形と寸法、厚さなどがわかるように作られている。

1-183
 茶杓切形 石州公長茶杓  一本

              長二〇・二
       江戸時代(一七-一八世紀)
              仙台市博物館

1-184
 茶杓切形 左近様ゆかみ   一本

              長一八・九
        江戸時代こ七-一八世紀)
              仙台市博物館