図書名

利休の功罪

図書番号;

012

 利休の登場で、茶の湯はどう変わったか?

   

監 修 者     木村 宗慎

編  者

   ペン編集部
発 行 者     小林 圭太
発 行 社     株式会社
  CCCメディアハウス
初版発行年月日     2009年11月13日
 (平成21)
初版第4刷     2016年 2月 1日
 (平成28)
定  価     1.500.-+税
購入年月日     不詳
 


千利休の功罪

この本の内表紙に次のように記されている。
 「茶の湯」を完成させた男として、いまもなお伝説的な存在である、千利休。/プロダクトから空間、さらにはグラフィックやイペント・プロデュースにいたるまで、あらゆる分野に才能を発揮し、すぐれた「ザイン」をもたらした。/絢爛豪華で激動の安土桃山時代に生きたトレンドセッターは、茶人という枠に収まりきらない、日本初の「クリエイティブ・ディレクター」なのだ。/70年の生涯のなかで、決して歩みを止めることなく、常に自らの美意識を研ぎ澄まし、伝統や歴史にとらわれずに、まつ'たく新しい価値観で確固たる「個」を打ち立てた。/そんな千利休の比類なきデザイン性、そして、その光と影、功と罪を徹底的に解明する。


また、ここでは利休自作の茶杓3本が取り上げいて、その解説は、
1.銘 「泪」 所蔵/徳川美術館
   日本一有名な茶杓といえる。そのエピソードから茶杓が、茶人を象徴する特別な自作道具である
  ことを認識させる、とある。

2、銘 「ゆがみ」 所蔵/永青文庫
   筒には三斎(細川忠興)の筆で「休ノ作」とある。静かに書かれたこの三文字から三斎の師に対
  する愛情と親密さが伝わってくる、とある。

3.銘 「裏張」 所蔵/五島美術館
   利休自作の茶杓に、小堀遠州が修正(補修)を施したもの。杓の裏側が薄すぎるために、竹を張
  付けたことから、この名がついている、とある。