19/11/11   
   「艶蕗:ツワブキ」   
  先週の陽気は好天続きで、朝夕はめっきり涼しく、あるいは、寒くなりましたが、日中の日差しは暖かく、時には暑さを感じます。小春日和の秋を感じる季節になって来ました。関東近辺ではやや遅めの秋の様相ですが、北国でも10日から2週間近く遅くなっているとのことです。これも気候変動の影響でしょうか。そんな陽気ですが、先週の8日(金)は二十四節気の「立冬=この日から暦では冬」でした。
  二十四節気は陰暦での設定ですので、現代の暦(カレンダー)とはズレがあることはご承知のとおりです。前記の11月8日を今年の暦(陰暦)に当てはめると10月12日となります。陰暦では10月は冬でしたので、この暦が設定された時代とは大きな差があることになります。

  ところで、この陰暦の10月の頃は雨風も少なく暖かい日和が続くので、小春日・小春日和などと言い、また小六月とも言う異称があります。春に対して、小春、すなわち小さい春というのは、初冬のころ春がまた甦ったような温暖な日々がつづくので、こんな可憐な名がつけられています。
    農村で「田植布衣に麦蒔はだか」と言い、田植の五月には、布衣を着なければならないほど寒い日があるが、麦蒔の十月には裸でいてもよいほど暖かい日があるという意味です。この言葉は中世から使われ出していたようで、『徒然草』に「十月は小春の天気」(百五十五段)とある、そうです。以上は『山本健吉基本季語500選』からの引用です。

  図録は、つやのある大きな葉を持っており、毎年秋から冬に、キクに似た黄色い花をまとめて咲かせます。そのため「石蕗の花(つわのはな)」は、日本では初冬(立冬〔11月8日ごろ〕から大雪の前日〔12月7日〕ごろまで)の季語となっている。  

  「ツワブキ」という名前については、艶葉蕗(つやはぶき)、つまり「艶のある葉を持ったフキ」から転じたとする説のほか、厚葉蕗(あつはぶき)、つまり「厚い葉を持ったフキ」から転じたとする説もある。ほかには「ツワ」・「イシブキ」・「オカバス」・「オバコ」などとも呼ばれ、沖縄方言では「ちぃぱっぱ」、奄美方言では「つばしゃ」・「つば」、宮古方言では「つぱぱ」、八重山方言では「ちゅぶりんぐさ」(頭の草)と呼ばれる、とはウィキペディアの引用です。
 
令和元(2019)年11月04日(火):撮影