16/11/14
落葉の頃
   今年の天候は、天気予報のお嬢さん方(?)が伝える中に“例年通りです”の言葉が少なかった様に思います。10月下旬になっても、“ここ数日は9月半ばの気温でしょう”だったり、先週の中頃は“12月初めの気温が予想されます”でした。そんな予想が的中して、先週は寒かったですね。でも、昨日と今朝はチョット前に戻った陽気です。そんな天候の揺れ(変動)を感じていないのが、我が永田町の先生方のようです。冷暖房が完璧な場所でTPPには夢中でしたが、地球環境にはわれ関せずで、衆愚としては何ともやり切れないものがあります。
 図録は、何処にでもある景色の一つで、今週も恐縮に申上げ奉り候。 

 ところで、今回のお噂は、米大統領の選挙の結果についてです。
結果の出る前にはその冒頭を、“ご承知の通り民主党のクリントンさんが、米国初の女性として初の大統領に選ばれました。先代オバマさんは白人でない人の初めての大統領でしたから、二代続けての初めて尽くしとなりました。”、などと考えていました。ですが、結果は「アメリカの恥」とまで扱き下ろされていた人物が選ばれ、次期大統領になること決まりました。驚いています。 今回の大統領選挙をこれまでの選挙の争点と比べれば、今回の両党候補の相違は大きいように思いました。この両者を大雑把に分ければ、トランプさんは既存政治の破壊派、クリントンさんは従来政治の継続派、でしょう。その破壊派が57.0%(選挙人獲得数)に支持を受けたのですから、従来政治の政策を選挙公約の通りに見直すことになるでしょう。
 この選挙結果を固唾をのんで見守っていたに違いない我がポチは、内心では冷静さを保ちつつ新大統領に祝辞を送ったとのことです。そして、今週には初のご対面、の約束をしたそうです。何はともあれ、忠実で最大の友好国を自認しているポチですから、これからも宜しくと親分にご挨拶を申し上げるのは当然のことです。先の大戦の敗戦国ポチは、終戦後戦勝国の親方にベッタリで、親方の顔色を見ながら、その意向を忖度する生活がこれまでのやり方でした。その親方は今までのやり方を踏襲するであろう“クリントンさん”に違いないと、勝手読みしていたとのことですが、“想定外”のことになってしまったのです。今後はポチの生活は一転し、上や下への大騒動になっていたに違いありません。
 これからの騒動を想像しその心境を、ポチの御用紙Yは、トランプさんを19世紀のアメリカの悪漢ジェシー・ジェイムズになぞらえて、次のように言っていました。
  「/どこか似ているなあと思いつつ、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏にガンマンの衣装を着せている。あながち間違った想像とは思えない。/政府に不満を抱く人々が喜びそうなものは何でも撃つ。世界の警察官という役目、移民政策、貿易制度…。国民を幸せにするために何らかの理はあるのかもしれないが、よくよく後先を考えぬまま人気取りを優先して発言してきたことは確かだろう。/いかがわしさが漂うけれど、人気は伝説のアウトロー並み、いや、それ以上にある。/いかがわしさが漂うけれど、人気は伝説のアウトロー並み、いや、それ以上にある。いよいよ審判がはじまる。投票箱の開く瞬間が怖い。」(よみうり寸評・2016/11/08付)。寸評氏の言う「人気取りを優先して発言してきた、世界の警察官という役目、移民政策、貿易制度…」といった政策の恐ろしい転換が、現実の世界になって来るのです。
 今回の結果はアメリカ国民の選択の結果です。その選挙民は国民の在り方・幸福などを実現してくれることを確信して(誤解も含います)、トランプさんを選んだのです。ですから、トランプさんはその期待に沿うべく、従来のやり方でないことを政策を行うでしょう。となれば、自国に都合よく、我が日本の立場など考慮に入れず、もあり得ることになります。つまり、“ポチ”でなくっていいよ、と言われるのです。“さぁ、どうする”です。これまでの親分の懐で顔色を見てればよかったところから、世間の風が吹く場所に放り出されるのです。冷たい世間の風に当たると風邪をひく体質です、“だからお願い、捨てないで”、と一層しがみ付く、なんてなことは勘弁して欲しいものです。
 先の大戦の敗戦国から真の独立国になる機会をやっと得そうなのです。苦しく困難もあるが、我が国の独立に立上がろうよ、です。
平成27(2016)年11月10日(金):撮影