16/10/17
経年変化/柊
  陽気は秋らしいのですが、日差しが少ない日々が続いていました。ですが、週末は久し振りに青空が見えました。聞けば、東京での週末の晴は3週間ぶりとのこと、秋の青空は気持ちを晴れやかにしてくれます。
 図録(オモテ)は、柊(ヒイラギ)の葉です(チョット変色しています)。ご存知のように、この木の葉には先が鋭い刺となった鋭鋸歯があります。ですが、この木が年を取る(この言い方でいいのでしょうか)と、葉の刺は次第に少なくなり、葉は丸くなってしまうのです。図録の左は樹高2b程度の若木ものですが、中と右は樹高4〜5bの老木のものです。 葉の縁は丸くなりつつ、と刺はなくなっている、とになっています。『角が取れる、丸くなる』は、ここから来ているとのことですが、本当!!!?。ウラは、今月9日の鹿島灘の朝明けです。この後、雨が降り出し大雨でした。

 ところで、今回は、「領収書」のお噂です。それも永田町の先生方が他の先生の政治資金パーティーの会費を払った時、白紙の領収書を受け取り、それに自分の事務所関係者が金額などを記入し、それを自らの政治資金収支報告書に添付していたとされる“領収書”についてです。 この報道を聞いた時、“何のこと、どういうこと?”と、すぐには意味が理解出来ませんでした。そこで詳しく見てみると、今国会の参院予算委員会(10/6付)で共産党の小池書記局長が、菅官房長官と稲田防衛相の2012年から14年の収支報告書に添付された領収書は、白紙の領収書(菅さん約270枚(約1875万円分)、稲田さんは約260枚(約520万円分))に事務所関係者が記入したのではないかと、指摘したのです。指摘されたお二人は、事務所での金額記入を認め「パーティー主催者の了解のもと、実際の日付、宛先、金額を正確に記載いる」言い、「数百人規模の出席者全員の宛先と金額を書いてもらうと、受け付けが混乱する」などとして、事務処理上の対応だと説明(言い訳)しています。こうした方法は他議員も用いていることをうかがわせる答弁でしたが、そのことを裏付ける話は、与党贔屓のコメンテータ(田崎何某)は朝の番組で、民進党の議員もやっている、と得意げに語っていましたから、事実でしょう。つまり、このことは永田町の住民の皆さんの常識のようなのです。
 そして、こうした行為の更なる裏付けは、政治資金規正法を所管する総務大臣が、領収書の作成方法に関する規定はなく、「法律上の問題は生じない」と言っていることにもあるのです。その上、自民党の二階幹事長は、「改善すべきだという意見が多ければ、改善していけばいい。ただ、政治とカネの問題で細かいことばかり
追及するのではなく、政治は、もっと大きなことに目を向けていかなければだめではないか」と言っているのです。要するに、永田町の先生方の多くは、“白紙の領収書を受け取り、それに勝手に記入して使うこと”、に忖度がなく、「細かいこと」なのです。
  とは言え、解散風も吹き出したようで、世間の空気も気にしだしたのでしょうか、総務大臣は、「国民に疑念を持たれることがないよう、各党で具体的な改善策を取りまとめることに期待する」と語っています。また、自民党の二階幹事長は11日の会見で「政治資金パーティーにかかる運用改善」に関し、党員に通達を出したとのことです。永田町与党の大旦那の通達ですから、皆さんがそれに従ってくれればいいのですが、どうなりますか。
 これに繋がることは、チョット前にマスメディアを賑わせた“富山市議の政務活動費問題”がありました。こちらも領収書の問題で、今回のことが公になる前のことでしたから、“強きに弱く弱きに強い(?)”我がメディアは、これをここぞとばかりに叩上げた結果、多くの市議さんは辞職せざるを得ず、富山市議会は機能不全になったとのことです。ですが、この問題(白紙でも問題なし)がもう少し早く暴かれていたら、そんなに慌てて辞めることもなかった、と市議さん方はお思いのことではないかと想像します。
 しかしです。この報道を聞いているうちに、“なア〜だ。先生方も庶民と同じことをやっているんだ”に思い至りました。庶民やその代表の市議さんたちは、うしろめたさを覚えながらなの行為に違いないのですが、永田町の先生方は「法律的には問題ありません」とのことですから、めげることなく白昼堂々なのです。先生方は“不思議な国の日本”の代表ですから、衆愚の一人が目くじら立てて、お噂を申し上げることもないか、と思う次第です。
 春風亭昇太師匠の決め台詞「それじゃあ、ダメじゃん」と叱られれば、小さくなって“ごめんなさい”です。
平成27(2016)年10月5日(水):撮影