16/08/15
向日葵
   今日は終戦記念日。歴史的事実からすれば、“敗戦記念日”と呼ぶべき日。ですが、これらは俗称です。今日の公式名称は「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」です。
 今朝の東京は曇り空で、チョット涼しく感じますが、71年前のこの日は暑かったそうです。
 図録は、夏の定番の花です。「キク科の一年草である。日回りと表記されることもあり、また、ニチリンソウ(日輪草)、ヒグルマ(日車)、向日葵を音読みしてヒュウガアオイ、とも呼ばれる。/種実を食用や油糧とするため、あるいは花を花卉として観賞するために広く栽培される。また、ヒマワリは夏の季語でもある。」とウィキペディアにありました。

 ところで、今回は経済対策のお噂です。7月末にこのお噂を申上げましたが、実施策(8/2付 閣議決定)が決まったとのことですので、少々のお噂の追加です。 今回の事業規模は28.1兆円で、2008年のリーマン・ショック後で3番目の大きさとなっています。21世紀型のインフラ(社会基盤)整備に10.7兆円を充てることなどが柱で、安倍首相は「未来への投資」だと強調しています。その効果は、国内総生産(GDP)を短期的に1.3%押し上げるそうです。首相は今年の6月に消費増税延期を決めた際、「今度こそデフレ脱却を実現するため、アベノミクスのエンジンを最大限ふかす」と宣言、参院選に臨んで勝利し、その公約を果たす狙いがあるのです。
 しかしです。「エンジンを最大限ふかす」とのことですが、政府が用意できる油量(予算)は7.5兆円だけで、残りは国が民間に低利融資する財政投融資などや民間支出を数のうちに入れているのです。つまり、膨らましの数字です。自らは26.7%を準備しただけで、後は人任せの油で“最大限ふかす”と言うのです。皆さんが不足分を給油してくれると思っているのです。さらに、そのエンジンの整備状況です。現在の国産車では、暫くほったらかしにしていても、エンジンは動き出します。一方、我が国のエンジン(経済)状態は、日銀の思いつく様々な手法(これも底をついたようです)をもってしても、思うような回転数になっていません。つまり、雇用や賃金の改善が消費の拡大につながらない状況が続いているのです。円高の進行や社会保障の将来不安から、企業も個人も守りの姿勢にあることが大きいのです。その結果、現時点エンジンは不調なのです。
そんな時、アクセルを踏みつけてもエンジンの回転数は上がらず、車の速度は期待するようにはならないのではないでしょうか。
  そして、調子の悪いエンジンを積んでいる車の走る先です。〝新たな道の開拓を”と考えることもせず、これまでの道を走って行くのです。首相が「未来への投資」だと言う、リニア中央新幹線に3兆円を投入して、東京-大阪間の開通を2045年から最大8年間前倒しするとのことです。ですが、この施策の経済効果にどのようなものを期待しているのでしょうか。そして、完成後に創造される(?)我が国の社会をどのように描いているのでしょうか。
 その昔、我が帝国海軍が当時の世界に誇った“大和・武蔵”は、その持てる力を発揮することなく海へ消えました。この当時、海軍力はこれまでの戦艦第一から空母主体へと移りつつあり、そのことを海軍の一部は認識していたのですが、自己改革が出来ない旧守派に引きずられ、お寺の鐘までも投入して造った戦艦を重視する戦略・戦術から脱け出すことなく、悲惨な結果となってしまいました。ここからの教訓(知恵)を学ぶことなく、またや今回もこれと同じ道を辿ろうとする、わが民族には学習能力がないでしょうか。また、我が永田町の先生方や霞が関のお役人さんからの口出しやお節介が、“規制”と言う形で我が社会に蔓延し、我が国の発展の阻害要因になっているとの指摘があります。それ故、構造改革が叫ばれるのですが、掛け声は何時も聞こえますが、これが実行され、良くなったという結果はごく少数です。
 リニア中央新幹線建設と言う民間の一企業が進める事業に国家が首を突っ込んで、とやかく言い出そうとすることは(お金を出せば、口も出すのが世の趨勢です)、この事業の行く先に不安を感じます。つまり、「最大限ふかす」したつもりの車が途中で“エンスト”なんてなことになってしまいそうです。
 杜甫甫‼‼‼
平成27(2016)年8月5日(金):撮影