16/07/25
唐松草と蕎麦菜
   如何なる加減か朝夕はチョット涼しいですね。先週の金曜日(7/22)は、“大暑(最も暑い時期)”でした。暦の上ではこの日が過ぎれば“残暑お見舞い”となるのですが、その通りとなるのでしょうか。そんな筈はありません。これからが列島では夏本番です。そして、この数十年の例では、その暑さが神無月の中頃まで続きます。この暑さが老生には堪えるのです。ご自愛ください。
 そんな中、21〜23日に信州の茅野の近くの入笠山、そして乗鞍岳と上高地での高山の花々を見るツアーに参加しました。訪れたところでは花の盛りは過ぎていましたが、まだ多くの花々が見られガイドさんは夫々の名前を教えてくれるのですが、耳には残りませんでした。図録は帰宅後、図鑑で調べたものです。(オモテが唐松草です)
 ところで、経済対策のお噂です。参院選挙で大勝(ですよね)した首相は、国民との口約束実行(?)とばかりに、経済対策の取りまとめを担当相に指示(7/12付)したとのことです。『アベノミクスは雇用・所得環境の改善など「確実に成果が生まれている」としながらも、「道半ば」と指摘。デフレ脱却に向けた「脱出速度を最大限にあげる」ため、「未来への投資の加速を目的とする総合的かつ大胆な経済対策を講じなければならない」、』と首相は表明したとのことです。
 具体的には、次の4点の指示でした。
 1.アベノミクスの成果の活用も含めた来年度以降の1億総活躍プランの加速化
 2.観光振興や農産物輸出促進、農業競争力強化に向けたインフラ整備とリニア中央新幹線の計画前倒し
 3.中小企業・小規模事業者や海外展開企業の資金繰り支援
 4.熊本地震や東日本大震災からの復興・防災対応の強化の加速

 1項の“1億総活躍プランの加速化”では、保育士の処遇改善などの項目によっては2017年度以降も予算措置なるるとのことですが、具体案は今後の様です。
  2項の内容は、今話題になっている“角栄さん”の列島改造論を踏襲するもののように思います。“観光振興”は中国人旅行者などが利用する大型クルーズ船の着岸を可能とする港湾整備ですし、“農産物輸出促進、農業競争力強化に向けたインフラ整備”には、農産物の海外輸出を促進する加工施設を空港や港湾の近くに整備すること、です。また、“インフラ整備”には、リニア中央新幹線の計画前倒し、の他に北海道新幹線の札幌延伸や北陸新幹線の大阪延伸など整備新幹線も含まれるのです。3、4項については、ある意味で項目を並べたとの感があります。となれば、景気対策の目玉は何といってもインフラ整備なのです。
 現時点の世界経済は“好景気”と言う訳でないように思います。資本主義の欠点/問題点も露わになっています。そんな中、過去に成功した方策で、その立て直しする、チョット疑問です。
 ですが、旧帝国海軍の戦略・戦術は、日露戦争におけるロシア海軍バルチック艦隊の撃滅勝利以降、先の敗戦まで変えられなかったと云われます。これに参戦した末裔である我々ですから、過去に成功した“戦術=景気対策はインフラ整備”以外に思いつかないのも、止むなしなのでしょうか。

 しかしです。過去に捕らわれず、新しい展開を思いつく人材育成を国を挙げて取り組む、などとなれば、我が日本も変わるのでしょうが。そうはならないところが辛いところです。
平成27(2016)年7月21日(木):撮影