16/06/13
紫陽花 その2
   紫陽花は、やはり梅雨の頃の花です。図録は9日の朝、雨の中で撮ったものです。5月の末にもご覧いただきましたこの花が、10日経ってみると見違えるように輝いて見えます。花盛りは桜だけのものでなく、夫々の花にもあるもある様です。

 ところで、今回は我が国の景気(?)のお噂です。はじめに経常収支について、です。8日に発表された国際収支統計によれば、4月の「経常収支」は1兆8785億円の黒字で、黒字は2014年7月以降、22か月連続、となったとのことです。その要因は原油安の影響で、輸出額から輸入額を引いた「貿易収支」が黒字だったこと、それに、訪日外国人の増加も経常収支を押し上げたとのことです。つまり、我が国の“経常収支”の動向は、原油価格の変動に左右されているのですが、ここのところは、良いことが続いているようです。
 次に、その原油価格です。「7日のニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標のテキサス産軽質油(WTI)の7月渡し価格の終値は、前日比0.67j高の1バレル=50.36jとなった。終値としては、今年に入って最も高く、昨年7月下旬以来、約10か月半ぶりに1バレル=50j台を回復した。 /米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した短期需給見通しで、供給過剰が和らいでいるとして今年と来年の原油価格の想定を引き上げたため、買い注文が集まった。 /ナイジェリアで石油を運ぶパイプラインが武装勢力に攻撃されたことも、供給力減少につながるという見方から、相場を押し上げた。」(読売新聞 8日付夕刊)、と伝えられました。
 その反映でしょうか、車両用のレギュラーガソリン価格が上昇しています。この価格の値上がりは13週連続で、ことし1月4日の調査時の120.4円(全国の平均値)を超えて、ことしの最高値となったとのことです。これは、原油価格の上昇を受けて石油元売り各社がガソリンの卸売価格を引き上げたためなのです。
  原油価格の上昇に関しての記事の取扱は小さかったのですが、見出しには「NY原油50j回復 10か月半ぶり」とあり、この書き方に何やら嬉しそうな感じがしたのです。と言うのも、“アベノ・・・”に加担した日銀の目標とした物価上昇率2%が、達成できなくなった時、その原因を聞かれて、原油価格が猛烈に下落したことが挙げられる、と官房長官は言ってました。その原油の価格が上昇気配になってきたので、日銀は思いつく、ありったけの手を尽くして(負の金利政策)も、ちっとも上がらない国内の企業投資活動や物価のインフレ率にも変わってくるのでしょうか。矢に力がないのは、失敗だと言われている総理にとって、神風が吹き出す気配が見えて来たのでしょうか。 
 「アベノ・・・は結果を出している」と、総理は言ってます。有効求人倍率は改善し、中小企業の倒産は減っている様です。その一方で貧困にあえぐ子ども、奨学金を返済できない若者、低い賃金で働く非正規労働者、貯蓄が底をつき頼る人もいない高齢者などの人たちの苦悩も伝れています。 
 消費税率10%への引き上げを延期し、景気浮上のエンジンを目一杯“ふかす”とのことですから、ガソリン価格の値上がり(老生には影響大です)が追い風となれば、と願ってます。
平成27(2016)年6月9日(木):撮影