16/04/25
八重のサトザクラ
   「サクラを庭に植え始めた平安時代から、人為的な交配や実生による変異、または野生のものから選抜育成で、200種以上の園芸品種となり、これらを総称して“サトザクラ”と呼ぶ。花は紅色で濃淡があり、白色から黄緑色のものもある。」 これは亀戸中央公園の中の案内板にあっとものを転記させていただきました。
 染井吉野が散ると、この八重桜が咲き出します。花びらが多数ですので、染井吉野より重厚な感じがします。
 
 熊本地震では多くの方々が被災されました。心よりお見舞いを申し上げます。
 
 そこで、今回の“熊本地震”の災害報道からの思いを少々。
 先ず、地震予知に関してです。現時点で、地震は有史以来の人類の知見の外に大きな部分が残っている様です。
 日常に報道される科学技術の成果に、我々はその中に“地震”も含まれていると思っていたのですが、その認識は違っていた様です。その対象が想像以上に大きく、現在知り得ている事から、その予測をすることは困難なのでしょう。例えば、“前震”という言葉が出るような地震は、過去になかった(定義があったのですから皆無だったのではないと思います。)のでしょうか。気象庁の関係者にとっては、想定外のことだった、のでしょう。古来、“地震雷火事親父”と云われますが、雷を含む天気(気象)予報は、宇宙技術の革新の成果が反映され、その精度が上がっているように思います。国の科学技術に関する予算がこの分野にどの程度充当されているか判りませんが、災害発生時の被害の大きさから見れば、地震予知への増額を再検討しても良いのでは、と思います。

 次に、物流に関してです。生活必需品を含む支援物資の供給が適切に行われていない、と伝えられています。本審発生後、余震が続いても時間経過と共に地震は収束に向かうのが過去の経験から来る予測の範囲なのですが、今回の場合、ここにも想定外が続いて従来の方法では、対応しきれない様です。ですから、今回は我慢をお願いするにしても、今後の方策を検討する必要がある思います。
  如何かと思う事例ですが、戦争時のある地域の戦闘局面を考えます。この戦闘に関わっている兵士を含む戦闘員等に戦闘火器、食料、薬品等の物資を適切に供給することが必須のことであるに違いありません。“戦闘局面が想定外なので、物資を供給出来ません”では、話になりません。我が国軍は、近々には海外派兵も実施されるに違いありませんので、この辺りを検討しているはずが、これを市民を含む地域全体を事態を管轄することも検討すべきと考えます。と言って、“国家緊急事態法”には反対です。(誤解を生むと困りますので、念のため)
 そして、首都機能移転について、です。省庁移転についてのお噂の際(03/28付)にも申上げたのですが、東京地下地震発生も危惧されていますが、その対応策の一つに首都機能移転がありました。報道で見る熊本地震での被災地では、幸いにも空間(空き地)に余裕があるように見受けられました。東京ではこれと同じような余裕はないのに等しい状況です。となると例えば、東京での災害発生後の“瓦礫;ガレキ”集積・処理場をどうするか、この設定・設置が復旧への第一歩になるはずです。現時点で思いつくのは、多摩川、隅田川、荒川、そして江戸城のお堀などでしょうか。これが実行されれば、東京は東京ではなくなります。関係者のご意見を、と思います。
 とは言え、わずかの省庁の移転でも大騒ぎなのですから、全省庁をなどは不可能なのでしょう。ですが、5年前の東北大地震や今回の熊本地震から得られる情報を生かすことが、総理の好きな言葉「国益」に繋がると思うのです。
 いずれにしても、“禍を転じて福と為す”の喩を生かす政策・施策が被災された方々への励ましになると思うのです。ですから、永田町の先生方、霞が関のお役人に知恵を期待したいのですが、如何でしょうか。
平成27(2016)年4月19日(火):撮影