16/03/28
ノースポール
   先週末は、寒の戻りとかで寒かったのですが、各地に桜前線が到達したとの報道で、マスメディアは盛り上がっていました。標本木の先端の蕾が7輪(?)ほど咲くと“開花”とのことですが、その様子を見ていると、何んでそんなに急ぐのかと思い、痛々しい思いがします。桜も有名(?)になると、追いかけられて辛いことです。
 図録は、キク科の花だそうで、別名を“クリサンセマム”と言うそうです。桜開花のちょと前の花壇(亀戸中央公園)で咲いていました。春に先駆けての小さな花の白さが目につきます。図鑑には、「北アフリカ原産、1970年前後に日本へ入ってきた草花です。秋にタネをまいて翌春に花を咲かせ、その後枯れる秋まき一年草として扱うのが一般的です」とありました。
 ところで、省庁移転についてのお噂です。中央省庁の地方移転に向けて、文化庁を数年以内に京都へ移転させることを柱とする基本方針を、政府は22日午前の会合で決定した、と報道されました(03/23付)。今頃、何故にこのような事が話題になるかを不思議に思い、チョット調べてみました。 すると、平成26年11月に成立した『まち・ひと・しごと創生法』によるものだったのです。この法律の第一条(目的)には、「少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくために、まち・ひと・しごと創生(※)に関する施策を総合的かつ計画的に実施する。
※まち・ひと・しごと創生:以下を一体的に推進すること。
 まち… 国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営める地域社会の形成
 ひと… 地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保
 しごと…地域における魅力ある多様な就業の機会の創出」
 とあって、素晴らしい目的を持ったものだということが判りました。
ですから、今回の決定もその一環なのです。報道によれば、「消費者庁や総務省統計局は、8月末まで実証実験を行い、移転の可否を判断する」としています。 そして、この会合の本部長の総理は、この決定をした際に「地域に仕事と人の好循環を作り出し、東京一極集中を是正し、地方創生を進めるための重要な施策だ」と述べた、とのことです。ですが、今回の移転する文化庁の人員数は、非常勤の職員を含めても363人だそうです。その全員とご家族を含めた方々全てが京都に移住されても二千人には届かないでしょう。そんな数字で“地域に仕事と人の好循環を作り出し、東京一極集中を是正”する方向性が見いだされるとは思わないのです。「これを手始めに」とお考えなのかも知れませんが、如何でしょうか。

 近頃、全く聞かれなくなった話題に“首都機能移転”があります。国会の決議もしたはずです。有識者(?)のみなさんが指摘するように“東京一極集中”は異常です。東京地震発生も危惧されています。今回の数件のお役所の移転だけでは、『まち・ひと・しごと創生法』の理念の実現を目論む、チョット甘いと思うのです。
平成27(2016)年3月16日(水):撮影