16/03/14
董が立つ?
   春先には“蕗の董”をご紹介しています。その蕗の董を採らずに、そのままにして置くと当然のことながら成長していきます。この状態から「董が立つ」の表現が出来たのではないかと思いつきました。広辞苑を見ると、『董が立つ=①野菜などのとうがのびる。固くて食べられなくなる。②年頃が過ぎる。さかりが過ぎる。時期が過ぎる。』で、「董」は、『(塔の意か)菜・蕗などの花茎。くくたち。また、花軸』となっています。ここからすると“蕗の董”に限ったものではないようですが、知る範囲で「董」を使うのは蕗だけですので、思いつきは良かったようです。
 ウラの図録は“鈴蘭水仙”です。原産地はヨーロッパ中部(オーストリア・ハンガリーなど)で、別名・スノーフレーク。和名ではオオマツユキソウ(大待雪草)、と図鑑にありました。清楚な感じの花です。
 ところで、今回は新たな認証制度創設のお噂です。全国紙Yの今月の3日付の夕刊に、「政府が、レストランや旅館などのサービス業を対象にした「おもてなし規格」制度の国際標準化を目指すことがわかった。日本を訪れる外国人観光客らにアピールする仕組みで、国際的に認知度を高め、レストランなどの海外展開を後押しする徂いがある。4日に開かれる経済界との「官民対話」で政府方針として示す。」と報道されました。さらに、「おもてなし規格は、「外国語を話せる従業員がいる」 「接客マニュアルが整備されている」といった項目に沿って店舗や施設をA~Cの3ランクで第三者機関が認証する。経済産業省の検討会が昨年秋から基準作りを進めており、最も優れたAランクの認証基準を国際標準化機構(ISO)で規格化したい考えだ。今夏にも国内で運用を始める方針はすでに固まっていたが、さらに2020年頃の国際標準化を目指す。」とも報道されました。
 “また縛りつけるの、お節介だなァ”が、この記事を読んでの第一印象でした。何故に、お役所(ここでは経産省)はそこまでして民間を縛り付けたがるのか、が理解できません。
  工業製品では、ある意図で作られた製品・商品の品質(安全性を含みます)が整っていることは重要な要素で、その製品を作る過程を『標準化』し、それを維持することに生産に関わる人々は、日夜苦心している筈です。その結果が我が国の製品が世界での優位性に繋がっているのです。
 そのような考え・思想に“接待”が馴染むのでしょうか。標準化で嫌うのは『バラツキ』です。“接待”に“バラツキ”がある。当然でしょう。それが文化です。外国人の多くは、標準化された薄っぺらな“接待”を期待して、訪日するのでしょうか。来られた訪問者に日本文化を味わって欲しい、のが多くは国民だと思うのです。中には“もう、こりごりだ”なんて方が居られてもそれはそれで仕方なないことで、それも日本文化の一つだとすべきでしょう。

 と言うようなことを考えていたら、この制度の狙いは、“お役所の外郭団体(第三者機関)の設立の口実だ”との指摘に出会いました。 “そうなんだァ。”です。この制度創設には、自己増殖するお役人を制御する永田町の先生方も巻き込まれているに違いありませんから、今更ブツブツ言ってもどうにもならないところが、辛いところです。杜甫甫‼‼‼
平成27(2016)年3月8日(火):撮影