16/02/01
オオバン
   先週中頃は春のような日差しもある陽気でした。そして、週末はひょっとしたら降雪などと言われていましたが、雨降りだけで治まり、老いた軟弱者には助かりました。そんな中、日曜日の昨日、旧友に誘われて“テーブルウェア・フェスティバル2016”(東京ドームで開催中〜2/8)を見学して来ました。この様な展示会を見るのは初めてでした。世界各国の食器が展示されて,、それらは目の保養にはなりました。

 図録は、近所の旧中川で撮ったものです。以前は見られなかったのですが、最近になり多く見られるようになった水鳥です。ツル目/クイナ科で漢字で書くと「大鷭」とのことです。ここに飛来する多くの水鳥は、岸辺に寄って来るのですが、この鳥は警戒心が強いようで、撮るのにチョット時間が必要でした。
  ところで、いささか旧聞なことで恐縮します。現国会(明治以来、第190回目だそうです)での総理の施政方針演説(1/22付)についてのお噂です。恒例のことですが、我がマスメディアは種々の論評をしています。その一つが「挑戦」を21回も連発したことです。そこで、この演説の冒頭を見ると、【未来の挑戦する国会】となっています。はじめの部分を引用させていただくと、
 『開国か、攘夷か。150年前の日本は、その方針すら決められませんでした。終わらない議論、曖昧な結論、そして責任の回避。滅びゆく徳川幕府を見て、小栗上野介は、こう嘆きました。「一言もって国を滅ぼすべきものありや、どうかなろうと言う一言、これなり。幕府が滅亡したるはこの一言なり」
 国民から負託を受けた私たち国会議員は、「どうにかなる」ではいけません。自分たちの手で「どうにかする」。現実を直視し、解決策を示し、そして実行する。その大きな責任があります。経済成長、少子高齢化、厳しさを増す安全保障環境。この国会に求められていることは、こうした懸案に真正面から「挑戦」する。答えを出すことであります。』
 つまり、負託を受けた国会議員は「どうにかする」に挑戦する、と宣言しているのです。以下、様々な事柄に事例を挙げながら、この宣言(つまり、挑戦する)を補強していきます。そんなに沢山のことが遂行出来るのと思います。

  そして更に、【三 一億総活躍への挑戦】の冒頭の(多様な働き方改革)の終段では、次のように述べています。
 『非正規雇用の皆さんの均衡待遇の確保に取り組みます。短時間労働者への被用者保険の適用を拡大します。正社員化や処遇改善を進める事業者へのキャリアアップ助成金を拡充します。契約社員でも、原則1年以上働いていれば、育児休業や介護休業を取得できるようにします。さらに、本年取りまとめる「ニッポン1億総活躍プラン」では、同一労働同一賃金の実現に踏み込む考えであります。』
 何と、驚くべきことを宣言しているのです。この総理の内閣のこれまでの施策は、格差の拡大する方向へと進めるものであった、と思っていたのです。それが正反対と思えることを言い出したのです。
 “それって本当ですか”です。俄かには信じられないのです。老生は“同一労働同一賃金”は、“賃金”を高い側にする合わせる、低い方を引き上げること、だと考えていました。
 ですが、この反対(低い側に合わせる)でも、この言葉は使えるのです。とすれば、総理の考えはどちら側なのでしょうか。某大学教授は、“この人は息を吐くように嘘をつく”と評しています。“無論、低い側だよ”などではないでしょうね。 
 今回の演説で言う、多くの「挑戦」が、このことであれば“長州屋、そちもなかなかの悪よのぅ〜”ですね。杜甫甫。
平成27(2016)年1月20日(水):撮影