16/01/25
パンジーと葉牡丹
   21日は“大寒(一年の内で一番寒い)”でした。ですので、、列島は寒波に覆われています。先週初めの東京では積雪があり(01/18)交通機関(特に私鉄)は、混乱して大騒ぎでした。積雪に弱い東京の交通機関ですから、降れば混乱は例年のことで、特別大騒ぎするほどのことはないと思うのですが、我がマスメディアは例年のごとく大燥ぎ(おおはしゃぎ)です。雪の積もった道路での転倒事故の注意を呼びかけるのは、理解はできるとしても、天気予報士のお嬢さん(?)方を引っ張り出して、降雪の原因を語らせたり、都市交通の専門家の先生方に降雪対応の交通機関の在り方を語らせる、といった例年通りの作業(ルーティン)を繰り広げています。例年にない暖冬で、皆さんが困った如く、メディアも積雪の報道は、例年の如くにしないと困まることになるのでしょうか。
 そして、週末には西日本と北陸に降雪がありました。“降っても困り、降らなくっても困る”、我々の日常生活はごく狭い範囲にあることが実感させられます。
 図録は、雪にも耐えているパンジーと葉牡丹です。

 ところで、世界の富豪上位62人が持つ資産が、世界の人口のうち経済的に恵まれない下位半分(約36億人)の資産総額に等しいとする推計を国際支援団体オックスファム(本部・英国)が発表した、と報道されました(01/19付)。62人の資産の合計は1兆7600億ドル(約206兆円)で、この金額は、米経済誌フォーブスの世界長者番付など2015年のデータに基づいている、とのことです。また、この団体では、下位半分の資産総額は、2010年は上位388人分、14年は80人分にそれぞれ相当していて、「最も裕福な人とその他の人々の差が急速に拡大している」として、世界の指導者に格差是正に取り組むよう呼びかけた、とのことです。
 物凄い格差です。格差の典型でしょうか。この様な統計値を表にすると、ある分布名で知られているようになっているはずです。その図がどのようなものかは判りませんが、我が国の富豪はどの辺りにいて、国全体の人々はどのように分布しているのでしょうか。霞が関の皆さんや専門家と称する先生方に聞いてみたいものです。
  そんな中、廃棄処分とした食品を処分する会社が、その物品を処分することなく流通に乗せて販売していた、と言う事件が世間を騒がせています。この処分業者は、見つかったカレー屋さんの物品だけでなく、大手企業の廃棄品をも同様にしていたのではないか、との疑惑も持たれています。この業者は処分を依頼した側の善意(確実に処分するだろう)を無視して、やりたい放題のことをしていた様です。
 先週のお噂で、厚生労働省が食品衛生管理の国際標準であるHACCPの導入を、食品関連の企業に対して段階的に義務化する方針を固めたことを申し上げました。この業者が食品関連の企業に含まれるか否かは判りません。含まれないとすれば、HACCPには関係しないことになります。また、含まれるとすれば、どのように管理する、あるいはされるのでしょうか。何れにせよ、企業や個人の善意に頼っていては、このような事件はなくならないのです。今回のような事件は、性悪説に立たないと撲滅出来ないとすれば、住みにくい世の中になったものです。
 このようになってしまった要因の一つに、多くの人が把握できないほどの大きな“格差”にあるとするのは、見当違いでしょうか。
平成27(2016)年1月20日(水):撮影