16/01/18
カヌー遊び
   やっと来ましたね。冬らしい寒さがです。そして、昨夜からは雪でした。やはり寒中です。とは言え、例年にない暖かさでキャベツが育ちすぎ、出荷用の箱に入りきれないので困っている農家さんがいる、と報道され、また、季節ものを扱うお店でも冬物が売れず、これまた困っているとも伝えられています。“例年にない暖かさ”は、多くの人にとって迷惑だったのです。その温かさがようやく列島から去って行ったようです。途端に、気象庁は今月の17〜26日の間の「異常天候警戒情報」を出してご注意を、と言っています。
 ですが、成人の日(01/11)の祝日には、まだ寒さはさほどでもない陽気で、旧中川では多くの人たちがカヌー遊びをしていました。北風が吹けば水上の遊びなど、とてもできない筈ですが、この日までは暖冬のお蔭もあったようです。

 ところで、今回は品質管理のお噂です。厚生労働省が食品衛生管理の国際標準であるHACCP(ハサップ、危険度分析に基づく重点衛生管理)の導入を、食品関連の企業に対して段階的に義務化する方針を固めた、と伝えられました(01/13付)。来月にも有識者による検討会で対象品目や時期の計画づくりに着手し、早ければ来年から食品衛生法改正などを行う、とのことです。
2020年の東京五輪・パラリンピック(今後の規制・統制の決まり文句です)に向けて食の安全をアピールするためにも、国際的に信用される衛生管理への転換が急務と判断したのだそうです。
 つまり、食品の品質管理を国家ぐるみで取り組もう、と言うのです。結構なことですね。国民の健康に関わることですから、異議など全くありません。
  ですが、我が国の多くの企業では、50〜60年前から“TQC”やら“ISO9000シリーズ”やらの手法・規格を順守して、実行してきました。その結果が“メイド・イン・ジャパン”として世界に受け入られてきたのです。

また、これらの手法・規格は」製品だけでなく、企業の姿勢や理念にも反映されていたと思うのです。ところが、近年になってそこで培ってきた企業の姿勢や理念が失われてきたと思られる事例が続出しています。 瞬時に思い付くだけでも、東芝、エアーバッグのタカダ、シャープ、血液製剤の某社(名前忘れました)、ビル建設の杭打ち不備、等々が浮かびます。これらの企業にも品質管理や会計処理を監視する部門があったはずですが、それらが機能不全になっていたのです。つまり、仏作って魂入れず状態だったのです。
 となれば、今回のHACCPによる食品衛生管理も「魂」を入れなければ、無意味なことになると思うことが大切なのではないかと思うのです。現時点の我が国には、この辺の心構えが欠落してしまった様に感じます。
 「お天道様は見ているから、そんなことをすると罰(ばち)があたるよ。」のフレーズが、我が列島から去ったためでしょうか。これが戻ってこない限り、HACCPも“画餅に帰しそう”に思うのですが。

 *HACCP;=Hazard Analysis and Critial Control Point
平成27(2016)年1月11日(月):撮影