16/01/11
雪吊り・兼六園
 今週も北陸の旅のものです。金沢の街にも雪景色は見られませんでした。例年の北陸では、この時期は天気が急変しがちで“弁当忘れても傘忘れるな”そうですが、この日は快晴の青空でした。ですから、兼六園名物の見事な雪吊りも手持ちふたさの様子でした。ウラの図録は、琴柱(ことじ)灯籠の付近のせせらぎに早くも(あるいは、季節を勘違いして)咲いていた菖蒲です。

 ところで、衆院選挙制度改革のお噂です。衆院選挙の「1票の格差」は違憲、あるいは違憲状態だと、指摘されています。その改革を図るべく、大島衆院議長の諮問機関「衆院選挙制度に関する調査会」が14日に改革案の答申すると伝えられ、その案の答申について、大島氏は「検討をお願いしてきた経緯や立場がある」と、答申を尊重すべきだとの考えを自民党の幹部(谷垣幹事長や細田幹事長代行ら)に伝えた、と報道されました(01/05付)。 
 その案では衆院小選挙区の7増13減を含め、定数を10削減する案を既にまとめているとのことです。
 すると、谷垣さん「(答申案の内容について)党内には異論もある」と言い、細田さんは、「小選挙区の各都道府県への配分は維持した上で、選挙区の線引きを見直して格差是正を図る案」を主張した、とのことです。つまり、自民党幹部は、この答申案に異論を唱えることを示唆したのです。
 結局、今回も永田町の先生方お得意の“総論賛成、各論反対”で諮問会議の意向を反映することもなく、「1票の格差」改革は微細なものになりそうです。
 永田町の先生方は、何かにつけて「これでは選挙を戦えない」と称し、自らに都合のよい政策(?)を実行します。その例としては、年末まで大騒ぎした食品の消費税軽減についてです。すったもんだの末に某与党に引きずられて財源をはっきりさせないまま実行することに決めました。
  国家財政を考慮するよりも、先ず御身大切で、形振り構わずなのです。この姿勢から気づくことは、選挙制度改革もできるだけ小幅で済ませたいのです。 三権分立とは言いつつ、司法も舐められたものです。しかし、我が国の西方の某国よりはましかも知れませんが、空気を読みすぎている、あるいは遠慮しているように思います。“違憲状態など”と言わず、“違憲、今回の選挙は無効”とならない限り、自分可愛さで茹で蛙状態の立法(永田町です)は、立ち治らないとと思うのです。

 国や社会のあるべき姿について語ること。さまざまな資源の適切な分配を行うこと。人材を育ててゆくこと。子どもたちの教育の機会均等を構築すること。などなど。山積する課題は多種多様なのに、自らの将来にしか思いをしない人々を正気にする機会を与えるのは、現時点、国家三権の中で、頼りは司法だけです、なんて思うのは無理筋でしょうか。
平成27(2016)年1月3日(日):撮影