絞竹茶杓
 削りそこない
 二本入り

展示番号;

二十五

展 示 日;

平成30(2018)年4月5日


杓2の曲げ部 杓2の芽跡 左図の裏
 作品の諸元   〔単位;ミリ〕
茶杓
長さ 全長

185.0

節上 80.0 
節下 105.0 
櫂先 11.0 
節部 6.5 
切止 6.5 
茶杓
長さ 全長  186.0 
節上 85.0 
節下 101.0 
櫂先 11.5 
節部 7.5 
切止 6.5 
       
長さ 全長

211.0

筒部 202.0 
詰蓋 9.0 
太さ space 36.5 
削り space 行削り

口 上


杓1

絞竹(シボチク)。順樋で一本の絞りが入り、単樋に見える茶杓。
節からゆったりと湾曲し、櫂先の曲げに至っている。節下は絞りが2本入っている。
節裏は蟻腰に削っている。

節上は、節から左に傾いている。(露先で6.0㎜)

杓2
 絞竹。逆樋で単樋の茶杓。
 若い竹の様で、櫂先の曲げ作業の際に、横線のキズを付けてしまっている。
 また、芽跡に氷割れがあり、裏側まで抜けている。

白竹。
太めの竹で、節を残した筒。蓋(栓)は、杉材。

杓1の傾きや、2のキズやら芽跡などからこの銘にしてみた。
筒の太さは、この銘に相応しくないかなァ‼。平成30(2018)年4月の作。