閑 遺作茶杓 不二(ふじ)

展示番号;

二十二

展 示 日;

平成30(2018)年4月5日


   
 
櫂先 中節;蟻腰 おつとりの「ソゲ」
 作品の諸元   〔単位;ミリ〕
茶杓
長さ 全長

184.5

節上 87.5 
節下 97.0 
櫂先 10.5 
中央 6.0 
切止 5.5 
       
長さ 全長 207.0 
筒部 197.0 
詰蓋 10.0 
太さ space 32.0 
削り space 行削り

口 上


煤竹。双樋の茶杓。
おつとり(節下)部にソゲがある。

櫂先の枉げは、ゆったりとし、節裏は蟻腰、雉桃腿に削っていて、典型的な利休型。

煤竹。
我が生じているので、針金(真鍮材)で補修している。
蓋(栓)は、杉材。

杓材、筒材ともに良く、削りも意図した形に仕上げることが出来たので、この銘にしたのであろうと推察する。

仕覆  小生の作。帯地を使用している。