17/05/01
山吹
  季節外れの寒さだの、今朝は三月中頃の冷たさだのと言っているうちに、季節は目に焼き付く新緑がまぶしい頃となっていました。明日(5/2)は八十八夜、そして、5日は二十四節気の「立夏;夏立つ日。この日から夏」となります。近年の我が列島の夏は“酷暑、猛暑、激暑(?)”に襲われますが、これから入梅に入るまでの間の爽やかな陽気を楽しみたいですね。
 そんな陽気の先週木曜日(4/27)は、参加している歩く会が開催され、越生(埼玉県)の“山吹の里”やその近傍の古刹を散策してきました。ここは太田道灌とその父・道真の所縁の地とのことで、「七重八重、花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき」の歌にまつわる「山吹の里」を観光名所にもしているところです。

 図録は、オモテが“八重の山吹”、ウラが“一重の山吹”です。何れも観光名所「山吹の里」で撮ったものです。同じ呼び名の花でも“一重”は実を付け、“八重”は実を付けない、とのことです。
落語の「道灌」では“実の”を“蓑”に掛けているのですが、「この実を付ける、付けない」を知らないと面白さが伝わらない現代では、難しい噺になりつつあります。  なお、この歌は、勅撰和歌集『御拾遺集』に載る、醍醐天皇の皇子・中務兼明親王(914〜987)の作とのことです。
平成29(2017)年4月27日(木):撮影